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【アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ】レビュー

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ

【STORY】
 小説家のジェニファーは、新作執筆のため森の奥の別荘にやって来た。美しいジェニファーをなめるように覗く、地元の男たちの熱っぽい視線。やがてその欲望は暴走し、男たちは野獣と化した。ジョニーをリーダーとした4人のグループが別荘に侵入、ジェニファーに襲いかかったのだ。ジェニファーは男たちの隙をついて逃走、保安官に助けを求める。だが保安官のストークと、ジョニーたちはグルだった。別荘に連れ戻されたジェニファーを待っていた、凄惨な暴力の嵐。繰り返しレイプされ、肉体も精神も踏みにじられてゆくジェニファー。男たちに射殺される寸前、ジェニファーは川に身を投じた。死体は発見されず、彼女の消息は絶える。
 時が過ぎ、ジェニファーの復讐がはじまった。簡単には殺さない。自分と同じ、いや、それ以上の恐怖を味わってもらう。そして1人、また1人……。


【レビュー】
 今作は1978年に製作された「I Spit on Your Grave(お前の墓に唾を吐く)」というスリラー映画のリメイク作品。オリジナル版は当初その内容の過激さゆえ扱いに困り、公開時の邦題は「発情アニマル」、しかもポルノ映画として公開され、その後テレビで放された時は「女の日(Day of the Woman)」、ビデオ化された時のタイトルは「悪魔のえじき」として扱われ特殊な変遷を辿っている。何となく、どれかのタイトル(特に悪魔のえじき)なんかは聞き覚えがある人もいるとは思うが、どれも同一の作品を指すということは意外に知られていない。
 そんな背景を持つオリジナル作品を〝過激に〟リメイクした今作だが、正直生ぬるさは否めない。1970年代から現在まで様々なホラー映画が作成され、絶えず新ジャンルが生み出されており、それに付帯するゴア描写も様々なものがある。よって我々の目が肥えていることも一因ではあると思うが、それにしてもこのリメイク版の冗長な展開はどうも退屈さを感じてしまう。
 
 魅力的なヒロインが別荘にて小説を書くために英気を養い、運悪く田舎のワル共に身も心も蹂躙されるのが前半なのだが、これが非常に長く、レイプされたのは40分を過ぎてから。別にレイプシーンを観たいわけではないが、暴行を受けてからの復讐劇が今作のキモで、その復讐過程に期待をしている側としては、前半のくだりはチャチャッと済ませてほしいもの。反対に復讐に移る後半の展開がチャチャッとしていて、こっちがアッサリめな感じで終わってしまいちょっと残念。
 ワル共の中には妻と娘がいる保安官もおり、というかこの保安官がボスとして君臨しており、レイプの最中に家族からの電話に出るところなどは、まさに唾棄すべき最悪の人物として映る。他の男達も基本は救いがない奴らばかりで、1人だけ知恵遅れのようないじめられっ子的男性が、主人公を襲う時に良心の呵責を感じていたが、結果的にはレイプして快楽を味わっていたので、主人公としては同じ穴の狢。彼にだけ変な同情心を見せなかった点は徹底していて良かった。

 前半と後半の落差は激しく、ちょうど中間的な位置が抜けており、レイプでボロボロ、銃殺前に川に飛び込んで消えたと思った主人公が次には復讐の鬼と化し、ほぼ何の反撃もなく復讐を完遂させる。このあたりにちょっと違和感を感じ、男達に課す拷問なども、普通だった女性がいきなりこんな事できるようになるのか、、と不自然さはあった。まぁ小説家ではあるので想像力豊か?&自分へされた仕打ちが絶対に許せない、という上での理念であるならば、これくらいの怒りと行動力は最もなのかなと無理矢理納得できる。だがそれでも個人的には『狼の死刑宣告』なんかの方が、一般人~復讐の鬼へ、という点でよく出来た作品だと思う。もう一押し欲しかった作品。



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テーマ : DVDで見た映画 - ジャンル : 映画

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