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【誰も守ってくれない】

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【STORY】
平凡な4人家族の船村家で、ある日、一家の未成年の長男が小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕されてしまう。東豊島署の刑事・勝浦は容疑者家族の保護を命じられ、保護マニュアルに従って15歳の沙織をマスコミの目、そして世間の目から守るため逃避行を始める。

【レビュー】
『踊る大捜査線』の脚本を手がけた君塚良一監督の社会は作品。現代社会の盲点を突いた、という点で『それでもボクはやってない』と同系統の映画といえる。
主役の刑事を演じるのは佐藤浩市。その彼に守られるのは『女王の教室』『14歳の母』と、何かとシビアな境遇が似合う志田未来。他にも松田龍平、木村佳乃、佐々木蔵之助、柳葉敏郎などなど顔ぶれは多彩。

リベラの綺麗な歌声にのせて始まるオープニングタイトルのシーンが印象的。というよりも全体でここが一番好き。観る前から分かっていた事だが、ストーリーは〝加害者の家族〟というよりも〝加害者の妹〟に特化している。だから被害者家族の事が全然語られていないなど、偏っている部分が多い。また、加害者の逮捕から3日間の話なので、展開は矢継ぎ早に進み、最初はヒロイン同様に観客も困惑しつつ、流されるように観てしまう。実際に、ここまでの速度で物事が進むのか?という疑問が常に頭の片隅に残る。

『劇場版 踊る~1』の時よりもさらに進化しているネット社会(主に掲示板)を利用し、情報伝達速度の速さ、個人情報観点における恐ろしさを伝えている点は時代を反映していて良い。マスコミやパソコンの向こう側にいる人間、ネット上に書かれた情報を基に追いかけてくる人間達が悪者のように捉えられているが、それも仕方のないことだろう。便利なツールによって〝傍観者〟と〝参加者〟の境界線は曖昧になったのだから。

『誰も守ってくれない』というタイトルは悲観的なものではなく、それならば自分が強くなって家族を守る、という希望が含まれているものだった。それが今作にとっての救いだろうか。
予想以上に良い作品だったと思う。だが、この作品が取り扱っているのは、あくまで一方的な見方であることを忘れてはならない。


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