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『SAWⅤ/ソウ5』レビュー

【STORY】
九死に一生を得たFBI捜査官ストラムは、ほぼ無傷でゲームを生き抜いたホフマン刑事こそがジグソウの後継者なのではないかと疑い始める。一方そのころ、密室になったとある部屋のコンクリートの床の上では、犬の首輪をはめられた男女5人が目覚めていた。
【レビュー】*ネタバレあり*
ついに5周年を迎えたソリッドシチュエーションスリラーの最新作。監督は前3作のダーレン・リン・バウズマンからデヴィッド・ハックルに交代。脚本は『ソウ4』『フィースト』などのトンデモホラーを手がけたパトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンのコンビ。
前作で明らかになったジグソウの後継者ホフマン。今回は切れ者の捜査官ストラムVSホフマン刑事という構図そのままが展開される。前作ではっきりとした生死が不明だったリグ隊長やストラムの相棒ペレーズもあっさり死んでしまったことが早々に判明。早くも馴染みある人間はストラム、ホフマン、フィクス、ジルぐらいとなってしまった。そんな中、ストラムの上司であるエリクソン捜査官や5人の新たな被験者の登場もあるが、シリーズ当初にあったドキドキ感はもうない。特に5人の被験者達。『2』の時は8人で今回より3人多かったが、それでもそれぞれの個性は発揮されていた。しかし、今回の5人はあまり印象に残らない。まぁ彼らはホフマンの自立第一歩の被験者であり、さしたる重要性はない(はず)からと言われればそれまでなのだが。
残念ながらシリーズ中で一番話に捻りがなかった。ジグソウには他に後継者・協力者がいるのか?ホフマンですらゲームの被験者なのか?という期待が少なからずあったので少しガッカリした。あくまでホフマン=ジグソウのスタート地点が描かれ、自分を疑う唯一の存在ストラムの処分がメイン。その意味では『ソウ』新シリーズの始まりなのである。
ジョンは『今はまだ全体像が掴めないかもしれないが、全て重要なピース』と言っていた。ジルの託した箱の中身も明らかになっていない。まだまだ大きな驚きが隠されているのだろうか。ともすれば今回のパワーダウンは『6』への布石ということで多少許せるかもしれない。大好きなシリーズなので製作されれば自分はいくらでも観るつもりだ。しかし、そろそろ飽きてきたファンも大勢いるだろう。そんな中弛みが一番目立ってしまった五作目だった。




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