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『ウォンテッド』レビュー

【STORY】
恋人にも捨てられ、人生にうんざりしているウェズリー。そんな彼の前に突如現れた謎の美女フォックスは、ウェズリーの亡き父が秘密の暗殺組織を牽引する凄腕の暗殺者だった事実を彼に知らせる。
そして父亡き今、ウェズリーこそ組織を継承する立場にあるのだと告げられ彼は暗殺者としての訓練を受けることを決める。


【レビュー】
『マトリックス』に多大な影響を受けたマーク・ミラーの同名グラフィック・ノベルを『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』のロシア人監督ティムール・ベクマンベトフが映像化した作品。彼の記念すべきハリウッド進出第一弾作品でもある。
『マトリックス』『300』に次ぐ映像革命!と言うと大げさかもしれないが、斬新なヴィジュアルによるガンアクションはなかなかの見応えがある。

主演は激しいアクション映画には無縁だったジェームズ・マカヴォイ。どちらかと言えば文系なイメージが強く、『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアと共通するイメージがあるが、アンジェリーナ・ジョリーを初めとした暗殺組織〝フラタニティ〟の面々にこっぴどくリンチされながら逞しくなっている。まさに今作は彼の成長ストーリーとなっている。

しょっぱなから助走をつけてビルからビルへ飛び移り、空中にいる間に屋上にいる数人の暗殺者を撃って着地というトンデモアクションが繰り広げられている。しばらくしたらすぐに今度はアンジーの激しいアクションとそれに巻き込まれる不運な男マカヴォイのドタバタが展開。色々と納得行かない様子の主人公だったが割と物分りは良く、今の生活に嫌気がさしているということも手伝ってかすんなり暗殺者に転向(すごいな)。ここらへんの流れは『マトリックス』に比べるとスムーズでストレスは感じなかった。
組織のボス・スローンを演じるのは『ダークナイト』が記憶に新しいモーガン・フリーマン。『ラッキーナンバー7』でも組織のボスを演じていたが今回の方が若干シリアス度は高め。そのため威圧感がビンビン伝わってきた。 組織の他のメンバーには銃器の専門家ガン・スミス役に『スモーキン・エース』のコモン、どんなリンチを受けても浸かれば大丈夫!な回復風呂を管理するエクスターミネーター役に『ナイト・ウォッチ』『デイ・ウォッチ』で監督御用達のコンスタンチン・ハベンスキーと豪華な顔ぶれ。コモンなんか正直、こんな扱いでいいのかという役回りだったが。
組織が追う敵〝クロス〟を演じるのはトーマス・クレッチマン。素晴らしい俳優なのだが、『ブレイド2』『バイオハザード2』『NEXT』など、こと悪役を演じるとどうも2流・3流扱いが多い。何となくイヤ予感はしていたが、やはり今回も敵の大ボスという事ではなく、色々と可哀想な役回りであった。そんな彼をサポートし主人公に真実を語ってくれるぺクワースキー役にはテレンス・スタンプ。もう一度言うがキャスト陣はホントに豪華なのだ。

ストーリーは予想よりもしっかりしていた。すごい映像を見せてやるんだからストーリーなんか気にするなという作品が多い中この姿勢は好印象。『1を殺して1000を救う』というセリフも好き。終盤では1000が巻き添えになってた気もするが。また千どころか万は犠牲になってたであろうネズミ達も可哀想だったが、これは殺し屋どもの映画なんだと無理やり割り切った。

ロシアでガンアクションを制限された男がハリウッドで映画を監督するとこんな事になるわけだ。もちろんこれは褒め言葉。監督は今作こそ『ダスク・ウォッチ』にあたる作品だという考えらしい。『ナイト・ウォッチ』3部作には大して思い入れはないので構わないのだが、これで満足してあちらの3作目の製作を途中で投げ出さないか少し心配。しかし、間違いなく今作はティムール・ベクマンベトフ監督の代表作となった。
従来のアクション映画とは別の意味で痛々しいシーンもあったが、スタイリッシュなアクションが楽しめることはきちんと保障してくれる、この秋の大作の一本。


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