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小説版『呪怨 パンデミック』レビュー

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【STORY】
住宅街の一角にひっそりと建つ幽霊屋敷として有名な<ある家>。その家に足を踏み入れた者たちは次々と謎の死や失踪を遂げていた。

そこではかつて伽椰子という女性が夫に惨殺され、当時6才だった長男の俊雄も行方不明のままとなっていた。

そしていま、またもや少女たちの悪ふざけが、その家に宿った怨念を呼び覚ましてしまう・・・・
おぞましい伽椰子出生の秘密が明らかに!



【レビュー】
ハリウッドでリメイクされた日本を代表するホラー映画『呪怨』。その第二作目の『呪怨 パンデミック』の小説版。もちろん筆者は大石圭。

前シリーズ同様、オムニバス的にストーリーが展開し、読み進めていくことで全てが繋がっていることが分かる。ただ、ちょっと展開が読めてしまったのは残念かも。

また今作では伽椰子の幼少時のストーリーも明かされ、怨念の塊とも言える伽椰子の現在の姿はなるべくしてなったものなのだと思い知らされる。
蓄積された苦しみや痛みは、夫に殺害された事により自分の物として覚醒を遂げ、そしてそれらの呪いは今まさに爆発感染する・・・。


もちろんこの伽椰子・俊雄はその存在だけでも怖いが、小説版にあたって、ここまで読む者を戦慄させることができるのは大石圭の力があってこそだと思う。
今まで『呪怨』シリーズの小説版全てを手がけ、
産みの親である清水崇とほぼ同等、また別の観点からこのシリーズを知り尽くしているという感じが伝わってきた。

映画版と違い、この小説版も以前の作品も、絶対的絶望のあとで一筋の光を照らす。その光は未来の物ではなく確実に過去の物なのだが、それを照らされることにより伽椰子の怒りと呪いを「仕方のない」事だと許してしまいそうになる自分がいる。
私にそう思わせるのが大石圭の文章の書き方。
非常にいやらしくて困る。
だからこそこの人の作品が大好き。

映画版を見る前に読んで戦慄するか、見た後に読んで恐怖を反芻するか・・どちらにしろ身震い必至なのでオススメ。
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テーマ : 読書感想文 - ジャンル : 小説・文学

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